天王祭(てんのうさい)
御輿
三年に一度の本祭りでしかおめにかかれない本社御輿。
昭和63年に千葉県行徳の御輿店で修繕された本社御輿は「船渡御(ふなとぎょ)」の古式にのっとって行徳から東京湾を経て隅田川を上り、神社に運び込まれた。

御輿渡御は昔から江戸有数の荒御輿として知られる。担ぎ棒は前後に二本だけの「二天棒」。渡御の途中でいったん止まって御輿を左右に激しく振る(もむ)のが特徴だ。
宮出しから翌日の宮入りまで、本社御輿は町屋、三河島、南千住・三ノ輪の三地区の氏子に順に担がれて勇壮に町内を練り歩く。

超大太鼓
本社御輿を先導する直径六尺(1.8メートル)の超大太鼓。
太鼓の原木は普通、堅いケヤキが使われるが、直径「六尺」のものは入手が困難なため、中央アフリカ産のシタンやコクタンの仲間でケヤキより堅い材であるブビンガという原木を使用している。
この太鼓には素盞雄尊ゆかりの魔除けの言葉「蘇民将来子孫也」が書かれ、太鼓の上には平和の象徴の諫鼓(かんこ)鳥も載る。
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